今や、クラウドソーシングサイトの台頭によって、誰もが簡単にWebライターになれる時代になりました。Webライターとして実際に月数万円稼いでいる方も少なくありません。
これだけWebライターがいると、競合が多いため、需要と供給が合わず、安く買い叩かれてしまうライターさんも少なくありません。クライアントに安く買い叩かれないためには、ライターとして自分の市場価値をあげていくことが重要です。
しかし、まだ仕事を初めて数ヶ月の初心者ライターの方は、
「どんなスキルを身につけたら、自分の市場価値が上がるのか分からない!」
と悩んでいる方も非常に多いのではないでしょうか。ライターとして市場価値が上がらないといつまで経っても単価が上がらず、稼げないライターさんになってしまいがちです。
そこで今回は、Webライターとして、今の段階よりも「稼ぐ」ために、どんなこと勉強していったらいいのかについて、難易度別にご紹介していきます!
目次
Webライターになるには?
「これからWebライターになりたいけど、どうやってなればいいか分からない!」と悩んでいる方、非常に多いですよね。しかし、Webライターになるためにはこれといった資格などは必要ありません。
基本的には、クラウドソーシングサイトや個人のブログなどで記事を書いて、お金をもらった時点であなたはWebライターになることが出来ます。
誰でも簡単にWebライターになることが出来る時代だからこそ、その市場の中でどう自分の価値を高めていくことが出来るかが非常に重要なのです。
Webライターのなり方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
関連記事:【初心者向け】webライター(在宅ライター)の始め方・注意点を丁寧に紹介
Webライターがライティングスキルを向上させるためには?
では、Webライターがライティングスキルを向上させるためには、どのようなことをしたら良いのでしょうか。今回は、難易度別に、【初心者】【中級者】【上級者】の順番で、どのようなスキルをつけていくべきかご紹介します。
1.【初心者】 Webライターが身につけるべきスキル:文章力
Webライターは、先ほども述べたように、参入障壁が大変低いため、誰でも簡単に始めることが出来ます。ただ、初めから良い記事が書けるライターになれることはまずありえません。
Webメディアで記事を書く場合は、これまであなたが培ってきたレポートをまとめたり、作文を書いたりするスキルとは若干違った視点から文章を書く必要があります。
Webライティングというのは、あくまでもそのキーワードを検索したユーザーのニーズを理解した上で、いかに分かりやすい文章を書くことが出来るかというところが重要視されます。そのため、普通に作文のような記事を書いても、あまり有益な記事を書くことは出来ないのです。
しかし、最初は誰でも一緒です。そういったWebライティングの知識は書いていく上で徐々につけていけばいいのです。
初心者の方がつけるべき力は、まず「文章力」です。ここでいう、文章力は「ユーザーに分かり易い表現を使って文章が書ける力」と定義します。文章を読みやすくする力は、Webライティングのベースとなるものです。
まずは、ちゃんとした日本語を使って、文法や誤字脱字などに注意して、文章を書くことの出来る力を意識しながら数をこなしていくことが非常に重要です。
2.【中級者】Webライターが身につけるべきスキル:SEO関連の知識
だいたい30〜50記事くらい書くと、記事を書くことに慣れてきます。1記事を書くスピード感ももちろん上がりますし、徐々にWebライターとしての仕事の仕方も分かってくることでしょう。
初心者という域を超えて、仕事が出来るようになってきたあなたには、SEO関連の知識をつけていくことをおすすめします。Webライターとしてクライアントに求められることというのは、「GoogleやYahoo!などの検索エンジンに高く評価してもらえる質の良いコンテンツを作成してくれること」です。
Webライティングとは、いかに検索者に分かりやすい記事を書いて、検索エンジン側に評価してもらえるかが重要です。つまり良いWebライターは、SEOに強くならなければ、良い記事を書くことは出来ません。
良い記事が書けるようになってくると、文字単価が1円、2円、3円・・・とどんどん上がっていくので、一定の記事数を書いたライターさんは高単価な案件を獲るために、自分が作るコンテンツの質をあげていく事が重要です。
3.【上級者】Webライターが身につけるべきスキル:単価交渉力
SEOにも強くなってきて、良い記事が書けるようになってきたライターさんは、クライアントとの単価交渉をする必要があります。単価交渉力は、特にフリーで企業に属さずに活動する事が多いWebライター業において非常に重要です。
良い記事を書くことが出来るのに、記事単価が低いライターさんは「交渉力」が足りていません。単価交渉をする場合には、適切なタイミングで適切な金額を提示しましょう。
交渉のタイミングは、自分の記事の順位が何位に上がっているのかを聞いたタイミングや、2ヶ月以上記事納品を続けている場合など、色々なケースがあると思います。
ここは、もはや営業力次第なのですが、相手に「このライターさんは逃したくない!」と思わせるくらいの品質を保たないとなかなか単価交渉をしてくれません。
「継続的に良質な記事を納品」→「単価交渉」の流れが出来てくると非常にライター側としても楽になってくるので、上級者テクニックですが、単価交渉が出来るライターになりましょう。
Webライターが「稼ぐため」に読むべき本3冊
とはいっても、「もっとまとまった知識が欲しい!」という方も多いですよね。
Webライターが、スキルを勉強するためには、体系的な知識を一気に吸収する事が出来る書籍を読んでみるというのも1つの手です。ここでは稼げるライターになるために読むべき本3冊をご紹介します。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
大手音楽情報メディア「ナタリー」で新人研修を担当する著者が、文章が書ける人がやっている基本を誰にでも学べる方法として伝授してくれます!
Amazonだと中身の冒頭が読めたりするので文章力に自信が無い人はさわりだけでもぜひ読んでみてください。
沈黙のWebライティング
Webライティングとは、どんなものなのかを掴むには、もってこいの大ベストセラーです。Webライターとして仕事をしていくのであれば、絶対に読んでおきたい一冊。
同じシリーズでWebマーケティングもあります。アフィリエイトはマーケティング要素も必要です。当然記事を執筆するWebライターにも勉強になるのでそちらもおすすめです。
あなたの「弱み」を売りなさい。 戦わずに売る 新しいブランド戦略
Webライターとして単価交渉をしていく上で、必ず必要になるのが、「自分の売り込み方」です。自分自身をブランディングしてストーリーを話す事で、相手に自分の強みを伝えるための方法をご紹介しています。
Webライターが仕事を貰うために登録すべきサイトは?
Webライターが仕事を貰うために登録するべきクラウドソーシングサイトは、基本的には以下の2つで十分です。
ライターが登録するべきサイトに関しては、以下の記事に詳しく書いてあります。参考にしてみてくださいね!
関連記事:【初心者向け】webライター(在宅ライター)におすすめのサイトの紹介
まとめ
Webライターになるのが非常に簡単になってきている現在、勉強をして、他の人と差をつけなければ、ライターとしてのあなたの価値は一向に上がっていきません。
ライターとしての価値が上がってこないと、いつまで経っても稼げるようにならないので、仕事を続けていくうちに疲弊していってしまう事にも繋がりかねません。
少しでも多くの知識をインプットして、多くの知識をアウトプット出来るように、Webライターとして、日々精進していきましょう。